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合気道パーティー

今日は合気道のパーティがありました。
残念ながらマイスターは今日本にいらっしゃるので
参加されませんでしたが、今回も多くの参加者で
盛り上がっていました。

ドイツに来たばかりの頃はドイツ語で話すのがこわくて、
こういったパーティや集まりに出かける勇気もありませんでした。
いつしかドイツ語も何となく分かるようになってゆき、度胸もついて
きて、そして今ではおしゃべりを楽しめるようになりました。

いつも親しくしているTomekの奥さんのAsiaとおしゃべり
している中で、彼らが出会ったきっかけや結婚することになった
成り行きなどを聞き、本当に素晴らしいと思ったので
ここに書きとめておこうと思います。

Asiaは、ポーランド出身の美しい黒髪とキラキラ光る瞳がとても
魅力的な女性。心が温かく、いつも朗らかで知的、そして心がとても
自由な女性です。彼女と一緒にいるととても素直に何でも話せ、
こちらまで優しい気持ちになります。彼女は語学の天才で、
すごく良い耳の持ち主でもあります。
その彼女曰く、Tomekと出会う前は今とは全然違って、
すごく恥ずかしがりやで内気だったそうです。本当に、今の彼女
からは想像もつかないのですが。

Tomekと出会い、彼がAsiaの内気な殻を壊してしまったそうです☆
彼の影響で、自分が自分らしく自由にいることの素晴らしさを知り、
さらにドイツに来て彼女のドイツ語力のおかげでTomekを手助け
することができ、自分に自信が持てるようになったそうです。
今の彼女があるのはTomekのおかげだから、彼は私にとっては
人生のマイスターだわ、と語るAsiaは本当に素敵で輝いて見えました。

他のどんな夫婦とも違うTomekとAsia。彼らに出会えただけでも
ドイツに来て良かったと心から思えるのです。

「プラハの春」に続いて、今「ベルリンの秋」を読んでいます。ちょうどその頃の
ポーランドの様子をAsiaから少し聞きました。ポーランドもその当時物が
なく、国境も封鎖されていて、すごく閉じられた世界だったとのこと。Asiaは
15歳で初めてバナナを食べたそうです。もちろんバナナというものが
存在するというのはそれまでも知っていましたが。(その当時バナナは高級品でした)
そしてベルリンの壁崩壊後全てが変わり、新しいものがどんどん流れ込み、
急速に生活が変わっていったそうです。
その当時、テレビでベルリンの壁崩壊が放映されているのを何気なく見て、その後
学校では歴史の教科書で知識として頭に入れただけの私にとっては
とても衝撃の事実でした。同じ時代に生きて今こうして一緒にワインを飲んでいても、
ここにたどり着くまでの過程の違いを身に染みて感じ、また改めて平和ボケな
日本人の私を感じてしまいました。

けれどやっぱりドイツに来て良かった。私はここに来て私の人生において本当に
大切なものは何かを見つけられたかもしれないです。

by sora77cafe | 2006-05-27 09:18 | ひとりごと  

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