Desiderata という詩。
英語からドイツ語に訳されたものを更に日本語に訳したので、
ところどころ分かりにくいところもあるかもしれませんが。
自分の日本語に少し不安がでてきたけれど(汗)、
こういう詩を訳すのはとても楽しいです。
Desiderata (Latin for "desired things")
喧騒と慌ただしさのなかでも静かに平然としていなさい。心の平和は静寂のなかにあるということを覚えておきなさい。あなたの周りの人とのつながりを絶やさないように。自分をなくすことなく、しかもできる限り彼らと折り合うように努めなさい。あなたが真実だと思ったことは堂々と誠実に明確な言葉で話しなさい。
例え愚かで退屈で無学だと思える人の話にも耳を傾けなさい。彼らには彼らの運命があるのです。
騒がしく争いを好む人達を避けて通りなさい。彼らはあなたの感受性を害するだけです。
他人と自分を比較することは、うぬぼれと不快な思いを生み出すだけです。
いつも覚えておきなさい。あなたより優れた人もいれば、そうでない人もいることを。
あなたが成し遂げたことを浴しなさい。そしてあなたのプランと実現したいことに夢中になりなさい。
あなたの職業的な更なる成長と発展に努めなさい。あなたの仕事が取るにたらないものであっても、良い仕事は人生の栄枯盛衰にとって計り知れない価値のあるものです。
取引の機会には気をつけなさい。この世界は策略で溢れています。しかしそのために盲目的であるべきではありません。なぜなら中には誠実な人もいるからです。
多くの人はより高い目標に向かって励んでいて、この世の中には至る所に勇者がいます。
あなたはあなた自身でいなさい。全てのことに対して嘘の気持ちを装わないように。愛に関してはシニカルであるように。というのも、多くの落胆や気がめいるようなことがあっても愛は枯れることがないのです。愛は道ばたの雑草のようにどんどん育ってゆくものです。
あなたは日々少しずつ年を取ってゆきます。それを感謝の念とともに受け入れなさい。そしてそのときが来たら若者に尊厳の念を持って明け渡しなさい。若者は若者の、年配の人にはその人の時間があるのです。
あなたの精神的な力を鍛えなさい。鍛えられた精神があれば、予期していなかった不幸が訪れても自分を守ることができます。
あなた自身に暗い思考の重荷を背負わせないように。多くの恐れは疲労と孤独の結果である。自分自身のためになる自己規律を実習しなさい、そしてあなた自身と慎重に関わるように。
野原の樹々や空に輝く星のように、あなたは宇宙の子供です。あなたにはここに存在する権利があります。そしてあなたが理解しようとしまいと宇宙は間違いなく決められたように成長していきます。
神とともに平和の中に生きなさい。それがあなたにとって常に重要なことです。騒がしい人生のカオスのなかであなたの努力、あこがれ、そして目標が何であったとしても、内面の調和を追い求めなさい。どんな失望や苦労、叶わなかった夢を経験したとしても、世界はすばらしい。喜びに溢れ、朗らかでいなさい。幸せでいるために、あなたの全てをつぎ込みなさい。